歌は上手くなりたいけど、いきなりボーカルレッスンに通う勇気が出ない・・・そんな時、自宅でできる基礎的なボーカルトレーニングで、歌が上手くなる方法があれば、知りたくないですか?
この記事では、自宅で手軽に、無料でできて、着実にレベルアップできるボーカルトレーニングを解説していきます。
まずは簡単に基礎から、歌うまへの道に挑戦できます。
「そうはいっても、私は音楽の経験がないです」
そんな方にもわかりやすくご説明していきますので、気楽に読んでみてください。
歌う(演奏する)うえで、最大の敵は力み!
皆さんは、”大きな声” ”高い声” ”太い声”を出そう!としたときに、
ギューーー!!っと目をつむったり、上半身をこわばらせたり、
体を前のめりや後ろに反り返ったりしていませんか?
こういった歌い方は、
歌下手になります。つまり逆効果です。
カラオケで盛り上がって、楽しむ目的ならいいですが、
歌を上手くなりたい!ための練習で、このような歌い方をしている方は
今すぐやめた方がいいです。
ではなぜ、力んで歌うことがダメなの?
理由はこちら、
●喉がしまってしまい、声量が出ない
●いわゆる「喉声」になってしまい、綺麗な響きのある声にならない
●力んだままでは高音がでない
●喉に大きなダメージを与え、声枯れの原因となる
※最悪の場合は声帯結節やポリープなどになる可能性もあります!
ではそうならないために、体の力みを抜くには以下のようなトレーニングがおすすめです!
レッスン1 脱力して歌うために最適な準備運動
「いやいや、はやく歌の練習を教えてよ!」
と思うかもしれませんが、まずは準備運動から。
この運動は私が音大生時代に、
「体の力みをなくし、最高の演奏をするために最適な運動」として
受講したものです。
その①
1.まずは両足をくっつけて立ちます。(滑らないよう裸足がいいです)
2.両腕はやじろべえのように軽く開きます。
3.そのまま両腕を右から左へ、投げるように振ります。
この時、腰、骨盤回りが、その腕の振りの勢いについていくように
振れると、体の力みがなくなっている状態です。
4.さらに左から右に両腕を振ります。
これをひたすら5分ほど続けてみましょう。
ポイントは体の軸はぐらぐら曲がらず、腰回りが左右に揺れていることを意識します。
体に力みがあると、上手く左右に揺れません。
言葉での説明は難しいので、参考動画をご覧ください↓
その②
1.同じように両足をくっつけた状態で、両腕をまっすぐ上に上げます。
次難しいです↓
2.右腕を前から後ろに回し、同じタイミングで左腕を後ろから前に回します。
※つまり左右の腕が逆方向に回ります。
3.この時も、その腕の動きについていくように腰回りが揺れます。
これもうまく脱力できていると、腰回りがゆらゆら揺れます。
これも5分ほどやってみましょう。
難しいので動画をご覧ください。
動画を参考に、チャレンジしてみてください。
理想は上記2つ合わせて、歌う前20分ほど行うのがいいですが、なかなか大変なので、
まずは上記2つの運動をトータルで10分ほど行いましょう。
カラオケの練習前や、カラオケ大会などの前に緊張をほぐす意味でも、
トライしてみてください!
しっかりと体の力みが抜けたら、次は正しい姿勢を学びましょう!
レッスン2 正しい姿勢で歌う
カラオケでわいわい盛り上がっているときは別にして、
ボーカルトレーニングを行うときは、正しい姿勢で歌うことがとっても重要です。
その理由は、
⓵体の軸ががぶれると声もぶれるから
②高音を出すときには体全体の使い方が重要だから
です。
ではその姿勢をご説明します。
●足は肩幅より狭めに開きます。(左右どちらかの足を後ろに下げても構いません。)
●伸び~をするように両腕をグーっと上にあげ、
一気に脱力して下におろします。
そのまま腕や肩は力まないように。
●骨盤を前に出さない。
●胸を張りすぎず、横から見たときに自然にまっすぐになるように
●あごは下げすぎたり、出しすぎたりしない。
これだけです。簡単ですよね!
あとはこれを上手く保ちながら、歌っていくことが大切です!
レッスン3 腹式呼吸って?結局どうゆうこと?
ボーカルトレーニングをやるうえで、呼吸も大切です。
でも、「よく聞く腹式呼吸って結局何?」
”腹式呼吸”でネットで調べると、Youtubeなんかでも様々な説明でご紹介されていますが、
結局のところ【おなかが膨らむ呼吸】。
詳しく解説すると、
胸腔と腹腔を仕切っている膜状の筋肉である横隔膜を上下に動かすことで行う呼吸です。
つまり、いっぱい空気を吸うと、肺が膨らみます。
肺が膨らむと、肺の下にある横隔膜っていう膜が押されて、お腹まで膨らむよ!
ってことですね。
腹式呼吸は難しいことではありません。
腹式呼吸を練習するとき、皆さんいっぱい空気を吸っていませんか?
でも吸うことばっかり意識するより、吐くことを意識した方が上手くいきます!
●スーーーーーっと、一回で長く息を吐き切ります。
お腹から空気がなくなった状態で、体の力をすっと抜くと、
自然と空気はお腹に入ってきます。そのくらい腹式呼吸は簡単です。
またもっと簡単なのは、床に寝てみて、お腹が上下するまで深く空気を吐いたり、吸ったりすることです。
なぜ、腹式呼吸が必要なの?
胸で息をする、胸式呼吸でも歌を歌うことは出来ますが、
ロングトーン(長いフレーズを歌う)時や、大きな声で歌いたいときに
しっかりと息が吸えないと、声が続かなかったり、喉を傷める原因になってしまいます。
ですのでボイストレーニングをするなら、腹式呼吸も身に付けておいた方がいいですね。
ここまでは基礎中の基礎を解説いたしました。
次回の記事ではより実践的な、自宅で簡単に、0円でできる練習方法をご紹介いたします!
北海道千歳市にあるカラオケ教室・ボーカル教室 AKミュージックスクールでは
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AKミュージックスクール 講師 あすか
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